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title: "AI導入支援とは？サービス内容・選び方・進め方｜失敗しない依頼の手順"
description: "AI導入支援サービスで依頼できる内容、ツール導入型・開発型・伴走型の違い、失敗しない支援会社の選び方を解説。必須条件と差が付く条件を分ける判定軸と、棚卸しから内製化までの5工程、よく見るつまずきのパターンをまとめました。"
canonical: https://curumi.co.jp/blog/ai-adoption-support
date: 2026-09-25T05:40:00.940Z
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# AI導入支援とは？サービス内容・選び方・進め方｜失敗しない依頼の手順

## AI導入支援とは？結論：支援は「任せる範囲」を決めてから選ぶ

AI導入支援は支援会社を比べる前に、どの工程を自社で持ちどこを任せるかを決めてから選ぶものです。任せる範囲が決まっていないと、提案の広さや知名度で選んでしまいます。依頼後に社内へ何も残らない結果になりやすいのは、そのためです。

この記事は、社内でaiの導入を任されたものの、何をどこまで外部に頼めばよいか決めかねている中小・中堅企業の経営者や推進担当者に向けて書いています。

AI導入支援とは、業務の課題整理からツール導入、開発、運用、研修までを外部の専門会社が担うサービスです。自社だけでは進めにくい工程を補うために、AI導入支援サービスを使います。導入そのものの考え方は[AI導入の全体像はこちら](/blog/ai-adoption)にまとめています。

この記事では選び方の軸として、入場券とPODという言葉を使います。入場券は満たさなければ候補から外す必須条件、POD（Point of Difference）は候補の間で差が付く条件のことです。

私たち株式会社くるみは、自社の支援でも「業務の棚卸し」から「1業務から回す」までを同じ順で進めると決めています。その流れを、業務の棚卸し、形態を選ぶ、入場券を確認、PODで比べる、1業務から回すの5工程で図にまとめました。

<figure class="article-figure"><img src="https://assets.curumi.co.jp/articles/ai-adoption-support/fig1.webp" alt="AI導入支援の選び方を5工程で示した図。業務の棚卸しで任せる範囲を決め、支援の形態を選び、必須条件を確認し、差が付く条件で比べ、1業務から回す流れ。" width="1200" height="800" loading="lazy" decoding="async"><figcaption>支援会社の比較は3工程目から。先に自社で任せる範囲を決めると候補が絞れます。</figcaption></figure>

- 業務の棚卸し：任せる範囲を決める。自社の業務を洗い出し、外部に頼む工程と自社で持つ工程を先に分けます
- 形態を選ぶ：ツール・開発・伴走。任せる範囲に合わせて、支援の形態を決めます
- 入場券を確認：必須条件を満たすか。セキュリティ体制と実績の具体性を満たさない会社は候補から外します
- PODで比べる：差が付く条件で選ぶ。小さく試せるか、伴走の体制、内製化の出口で残った候補を比べます
- 1業務から回す：小さく試して広げる。対象を1つに絞ってPoC（Proof of Concept、本番前の小規模検証）から本番へ上げ、次の業務へ広げます

支援会社の比較は、入場券を確認する工程から始まります。先に自社で任せる範囲を決めておくと、候補は自然に絞れます。

## AI導入支援サービスで依頼できる内容：課題整理から内製化まで

AI導入支援サービスの内容は、課題の棚卸し、ロードマップ、PoC、開発・ツール導入、セキュリティ、運用・内製化の6工程に整理でき、自社が持つべきなのは各工程の判断です。生成AI導入支援サービスでも、生成AIの導入サポートという呼び方でも、中身はこの6工程とほぼ同じです。

どの工程を誰が主に担うかを、課題の棚卸し、ロードマップ、PoC・検証、開発・導入、セキュリティ、運用・内製化の順に分担表にしました。◎が主担当、○は関与、△は補助、×は基本的に任せる工程です。

<figure class="article-figure"><img src="https://assets.curumi.co.jp/articles/ai-adoption-support/fig2.webp" alt="AI導入支援で依頼できる6工程について、自社と支援会社のどちらが主に担うかを○×で示した分担表。棚卸しと運用は自社が主、開発やPoCは支援会社が主。" width="1200" height="800" loading="lazy" decoding="async"><figcaption>◎が主担当、○は関与、△は補助、×は基本的に任せる。判断は自社に残し、実装は任せるのが原則です。</figcaption></figure>

- 課題の棚卸し / ◎ / ○：どの業務に困っているかは自社が主に洗い出し、支援会社は抜けを補います
- ロードマップ / ○ / ◎：順番と期間の設計は支援会社が主に引き、自社は優先順位を判断します
- PoC・検証 / △ / ◎：検証の設計と実施は支援会社が主に担い、自社は本番のデータと評価者を出します
- 開発・導入 / × / ◎：実装は基本的に任せ、自社は要件の確認と受け入れの判断に絞ります
- セキュリティ / ○ / ◎：ルールの設計は支援会社が主に担い、自社はどの情報が社外秘かを示します
- 運用・内製化 / ◎ / ○：日々の運用と社内展開は自社が主に持ち、支援会社は伴走します

判断は自社に残す、実装は任せる。これが分担の原則です。任せる工程でも、何を作るかの判断まで手放すと、完成した仕組みを社内で説明できる人がいなくなります。

### 課題の棚卸しとロードマップ

棚卸しは、AI導入サポートを受ける前に自社の業務を洗い出し、置き換えの候補を並べる工程です。支援会社に頼めるのは、候補の抜けを指摘し、置き換えやすい順に並べ直す作業です。

ロードマップは、どの業務から始め、どこまで広げるかを期間と一緒に描く工程です。私たちは、ロードマップの案は支援会社側が出し、優先順位の最終判断は自社に残す形で進めています。

### PoC・検証

PoCは、選んだ業務を本番に近い条件で試し、精度と手間を確かめる工程です。支援会社にはプロンプト（AIへの指示文）の設計、検証データの整備、評価表の作成まで頼めます。

自社が出すのは、実際の業務データと、結果を評価する現場の担当者です。ここを支援会社が用意した題材だけで済ませると、本番で使えない結果になります。

### 開発・ツール導入とセキュリティ

開発・ツール導入は、既存ツールの設定から独自の仕組みの構築までを含む工程で、実装は支援会社に任せる部分です。自社は要件の確認と受け入れの判断に絞り、コードや設定の中身までは持たなくて構いません。

セキュリティは、入力してよい情報の区分、ログの扱い、利用ルールを決める工程です。設計を支援会社に任せるにしても、自社のどの情報が社外秘かは自社にしか判断できません。

### 運用・内製化と社内研修

運用・内製化は、導入後に自社の担当者が使い続け、次の業務へ広げられる状態を作る工程です。ChatGPT研修のような社内活用の研修もここに含まれ、使い方だけでなく、確認の手順と任せてよい範囲を教えるのが目的です。

この工程を支援会社に持たせたままにすると、契約が終わった時点で運用が止まります。助言に重心を置くコンサル型との違いは、AI導入コンサルティングとの違いで整理しています。

## AI導入支援が向いている企業・向いていない企業

支援を使うべきかどうかは、目的の明確さと社内AI人材の有無で決まり、企業の規模や業種では決まりません。AIを導入するには、この二つのどちらが欠けているかを先に見ると、頼む形態が定まります。

### 向いている企業の3つのタイプ

AI導入支援企業に頼むのが向いているのは、目的や進め方が分からない企業、データはあるが活かせない企業、短期でDX（デジタル技術による業務や事業の変革）の成果が要る企業のいずれかです。

目的や進め方が分からない企業は、課題の棚卸しとロードマップを頼む価値があります。データはあるが活かせない企業は、PoCと開発を任せると前に進みます。短期で成果が要る企業は、ツール導入型で定型業務から始めるのが合います。

### 目的の明確さと人材の有無で見る4つの象限

図は縦に目的の明確さ、横に社内AI人材の有無を取り、自社がどの象限にいるかで頼む形態と依頼する範囲が変わることを示しています。

<figure class="article-figure"><img src="https://assets.curumi.co.jp/articles/ai-adoption-support/fig3.webp" alt="導入目的の明確さと社内AI人材の有無で分けた2×2の図。目的が曖昧で人材がいない企業は伴走型、目的が明確で人材がいない企業はツール導入型が向く。" width="1200" height="800" loading="lazy" decoding="async"><figcaption>自社がどの象限にいるかで、頼む形態と依頼する範囲が変わります。</figcaption></figure>

- 目的が明確で人材がいる：支援は限定的で足り、開発・導入だけを任せる開発型が合います
- 目的が明確で人材がいない：ツール導入型で早く回すか、伴走型で判断基準と人を社内に作ります
- 目的が曖昧で人材がいる：課題の棚卸しとロードマップだけを頼み、実装は自社で持てます
- 目的が曖昧で人材がいない：棚卸しから伴走型で始め、任せる範囲を狭く区切ります

### 向いていない企業

目的が曖昧なまま丸ごと任せたい企業と、置き換える対象の業務が見つからない企業には、支援は向きません。前者は社内に何も残らず、後者は支援会社が対象を探す工程から費用が発生します。

対象があるかどうかは、AIに置き換えられる業務の判定5項目で確かめられます。棚卸しの判定表はこちらに載せています。中小企業に特有の人材や予算の事情は、中小企業のAI導入支援で扱っています。

## AI導入支援の3形態と費用・補助金の考え方

ツール導入型、開発型、伴走・内製化型は社内に残るものが違い、費用はライセンス中心、開発工数中心、人月と期間のどれで決まるかが形態ごとに変わります。生成AI導入支援を名乗る会社もこの3形態のどれかに軸足があり、AI導入支援パートナーを選ぶときは軸足を先に見ます。

3形態を、向く目的、期間、費用の決まり方、社内に残るもの、補助金の項目で並べました。金額は依頼範囲で大きく変わるため、ここでは決まり方だけを示しています。

<figure class="article-figure"><img src="https://assets.curumi.co.jp/articles/ai-adoption-support/fig4.webp" alt="AI導入支援のツール導入型・開発型・伴走内製化型を、向く目的・期間・費用の決まり方・社内に残るもの・補助金の観点で比べた表。" width="1200" height="800" loading="lazy" decoding="async"><figcaption>金額は依頼範囲で大きく変わるため、ここでは決まり方だけを示しています。補助金は2026年9月時点の公式情報をご確認ください。</figcaption></figure>

- 向く目的：定型業務を早く回すならツール導入型、独自の仕組みが要るなら開発型、全社で使い続けるなら伴走・内製化型です
- 期間：ツール導入型は短く、開発型は長く、伴走・内製化型は中〜長い期間になります
- 費用の決まり方：ツール導入型はライセンス中心、開発型は開発工数中心、伴走・内製化型は人月と期間で決まります
- 社内に残るもの：ツール導入型は使い方、開発型はシステム、伴走・内製化型は判断基準と人が残ります
- 補助金：ツール導入型は対象になりやすく、開発型と伴走・内製化型は要確認です

### 3形態は社内に残るもので選ぶ

AIツール導入で済む業務は、ツール導入型が合います。残るのは使い方なので、担当者が入れ替わると知識も一緒に抜ける前提で、手順書を自社で持ちます。

既存ツールでは届かない業務は開発型で、システムが残ります。全社で使い続けたい場合は伴走・内製化型で、判断基準と人が残ります。私たちが支援で軸足を置いているのは、この判断基準と人が残る形です。

### 費用は依頼範囲で決まる

費用の決まり方だけを示したのは、同じ形態でも依頼範囲で金額の幅が大きいからです。ツール導入型はライセンス費と初期設定、開発型は要件の量に応じた工数、伴走型は関わる人数と期間で決まります。

依頼範囲を狭くすると、どの形態でも費用は下がります。費用の内訳と抑え方は、AI導入支援の費用の考え方で詳しく扱っています。

### 補助金は2026年9月時点の公式情報で確認する

2026年9月時点で、中小企業のAI導入に使える国の制度としてデジタル化・AI導入補助金2026（旧IT導入補助金）が案内されています。交付申請にはSECURITY ACTION（情報処理推進機構の情報セキュリティ自己宣言制度）の自己宣言IDの登録が必要と案内されています（[デジタル化・AI導入補助金2026 公式サイト](https://it-shien.smrj.go.jp/)）。

対象の枠や上限は年度ごとに変わるため、申請前に必ず公式の一次資料で確認します。対象の枠や申請の要点は、[デジタル化・AI導入補助金2026の申請ガイド](/blog/digital-ai-adoption-subsidy)にまとめています。

## 失敗しないAI導入支援会社の選び方：必須条件と差が付く条件を分ける

AI導入支援会社は、満たさなければ候補から外す必須条件と、満たした会社の間で差が付く条件を分けて比べれば失敗しにくくなります。私たちは前者を入場券、後者をPODと呼び、両者を混同しないと決めています。

入場券にあたるのは、セキュリティ体制と実績の具体性です。PODにあたるのは、小さく試せる、伴走の体制、内製化の出口です。入場券を満たした会社は横並びなので、PODで自社の課題に合う会社を選びます。

<figure class="article-figure"><img src="https://assets.curumi.co.jp/articles/ai-adoption-support/fig5.webp" alt="AI導入支援会社を選ぶ5項目の判定図。セキュリティ体制と実績の具体性は必須条件、小さく試せる・伴走の体制・内製化の出口は差が付く条件。" width="1200" height="800" loading="lazy" decoding="async"><figcaption>必須条件を満たすだけの会社は横並びです。差が付く条件で自社の課題に合う会社を選びます。</figcaption></figure>

- セキュリティ体制：入力データの扱い、ログの保存先、利用ルールの雛形を説明できるか。説明できなければ候補から外します
- 実績の具体性：どの業務を、どの分担で、何が社内に残ったかを語れるか。社名の多さより中身で見ます
- 小さく試せる：1業務からPoCで始められる契約の形があるか。最初から全社一括の提案しかない会社は差が付きません
- 伴走の体制：運用ルールの設計と現場への定着まで一緒に動く人がいるか。納品して終わりの体制と分かれます
- 内製化の出口：契約終了後に自社の担当者が回せる状態を、期間と役割で描けるか。出口のない支援は続ける前提になります

### 入場券：満たさない会社は候補から外す

入場券の条件は、AI導入支援パートナーとしての最低限であり、これで会社を選ぶものではありません。セキュリティ体制は、契約前に入力してよい情報の区分と、ログの扱いを書面で確認します。

セキュリティを後回しにする失敗は、PoCの段階で社外秘の情報を入れてしまい、本番化の前に止まる形で起きます。入場券を先に確認しておくと、この止まり方は避けられます。

### POD：差が付く条件で自社に合う会社を選ぶ

PODの3項目は、自社がどの象限にいるかで重み付けが変わります。目的が曖昧なら小さく試せるかを、人材がいないなら伴走の体制と内製化の出口を重く見ます。

PoCが本番に上がらない失敗は、小さく試せる契約がなく、大きな検証を組んでしまう場面で起きます。丸投げで社内に残らない失敗は、伴走の体制と内製化の出口を確認しないまま契約した場合に起きます。

### 入場券とPODを混同すると起きること

入場券をPODと取り違えると、セキュリティ体制の説明が丁寧な会社をそれだけで選んでしまいます。必須条件を満たすのは当然で、そこに差はありません。

逆にPODを入場券と取り違えると、伴走の体制がない会社を最初から外してしまいます。目的が明確で人材がいる企業なら、開発型で実装だけ任せる方が合う場合があります。コンサル寄りの支援を比べるときの軸は、AI導入コンサルティングとの違いで整理しています。

## 支援を使ったAI導入のプロセス：棚卸しから内製化までの5工程

依頼後は、業務の棚卸し、対象を1つ選ぶ、PoCで検証、運用ルール、横展開と内製化の5工程を順に回します。AI導入のプロセスは形態が違っても同じで、変わるのは各工程を誰が主に担うかだけです。

5工程を順に図にしました。2工程目で、待っても解決しない弱点が絡む業務を外しておくと、PoCが本番に上がりやすくなります。

<figure class="article-figure"><img src="https://assets.curumi.co.jp/articles/ai-adoption-support/fig6.webp" alt="支援会社に依頼したあとのAI導入の進め方を5工程で示した図。業務の棚卸し、対象を1つ選ぶ、PoCで検証、運用ルール、横展開と内製化の順。" width="1200" height="800" loading="lazy" decoding="async"><figcaption>2工程目で「待っても解決しない弱点」が絡む業務を外すと、PoCが本番に上がりやすくなります。</figcaption></figure>

- 業務の棚卸し：候補を洗い出す。判断より作業が多い業務を、部門ごとに並べます
- 対象を1つ選ぶ：任せてよい業務。待っても解決しない弱点が絡まない業務を選びます
- PoCで検証：本番の条件で試す。実データと現場の評価者で精度と手間を確かめます
- 運用ルール：誰が確認するか。出力の確認者、入力してよい情報、止める条件を決めます
- 横展開と内製化：次の業務へ広げる。運用ルールを流用し、社内の担当者が回せる形にします

### 業務の棚卸しと対象を1つ選ぶ

棚卸しでは、AIを導入するには何を置き換えるかを先に決める必要があるため、部門ごとに判断より作業が多い業務を並べます。ここは自社が主担当で、支援会社には抜けの指摘と並べ直しを頼みます。

対象を選ぶときは、AIの弱点を二つに分けて見ます。モデルの進化を待てば解決する側と、責任の所在や現場でしか得られない情報のように待っても解決しない側です。待っても解決しない弱点が絡む業務は、任せる範囲から外します。

置き換わる順番については、単純な定型作業でも高度な判断でもなく、その中間的な業務から先に置き換わると私たちは見ています。任せてよい業務の見極め方は、[AIによる業務効率化の進め方](/blog/ai-business-efficiency)で扱っています。

### PoCで検証する

PoCは本番と同じ条件で試します。支援会社が用意した題材で高い精度が出ても、自社のデータで再現しなければ本番には上げられません。

評価は現場の担当者が行い、精度だけでなく確認にかかる手間も記録します。確認の手間が置き換え前の作業より多ければ、その業務は対象から外して次の候補に移ります。

### 運用ルールを決める

運用ルールで決めるのは、誰が出力を確認するか、どの情報を入れてよいか、どの条件で止めるかです。ここを支援会社任せにすると、契約終了後に判断できる人がいなくなります。

この段階で法人契約の準備も進めます。ChatGPTを全社で使うならChatGPT法人プランの選び方、Google Workspaceが中心ならGemini法人版の導入で、契約前に確認する点をまとめています。

### 横展開と内製化

横展開は、1業務で作った運用ルールを次の業務に流用する工程です。ルールを業務固有の形で作っていると流用できないため、確認者と止める条件を汎用の形で書いておきます。

内製化では、ChatGPT研修のような社内活用の研修を、使い方ではなく業務改善の手順として組みます。どの業務を、誰が、どこまで任せるかを自社の担当者が説明できる状態になれば、支援会社の役割は相談相手に変わります。

## AI導入企業でよく見るパターン：私たちはこう回している

以下は匿名の自社支援記録で第三者未検証です。

AI導入企業がつまずくのは、丸投げで社内に残らない、PoCが本番に上がらない、1業務で止まり横展開しないのいずれかで、成功する企業はこの三つを分担と工程の順番で避けています。個別のAI導入事例ではなく、複数の案件で繰り返し見るパターンとして書きます。

### 丸投げで社内に残らない

サービス業の企業で、前の支援会社が要件から運用まで一括で担っていた案件がありました。仕組みは動いていたものの、契約終了後に社内で仕組みを説明できる人がおらず、小さな変更のたびに止まっていました。

私たちが入ってからは、運用・内製化を自社の主担当に戻すところから始めました。運用ルールを自社の担当者が書き直し、確認者を決め直したことで、変更を社内で吸収できるようになりました。

### PoCが本番に上がらない

製造業の企業で、PoCは高い精度で終わったのに本番化が止まっていた案件がありました。PoCの題材が支援会社側の用意したもので、実際の帳票や現場の言い回しが入っていなかったことが原因でした。

私たちは、対象を1つに絞り直し、本番の帳票をそのまま使ってPoCをやり直しました。同時に、現場でしか判断できない例外処理は任せる範囲から外し、確認者に回す形にしました。

### 1業務で止まり横展開しない

卸売業の企業で、1業務は問題なく回っているのに次の業務へ広がらない案件がありました。運用ルールがその業務専用の書き方になっていて、他部門が自分たちの業務に読み替えられなかったのが理由です。

私たちは、確認者と止める条件を汎用の形で書き直し、次の業務は自社の担当者が主導して棚卸しから回す形にしました。日本企業のAI利用率が伸び悩む理由の一つも、この横展開の壁にあると見ています。利用率の現状はAI導入率の現状で扱っています。

三つのパターンを前後で比べると、丸投げで止まる状態と、分担して回る状態の違いに集約されます。

<figure class="article-figure"><img src="https://assets.curumi.co.jp/articles/ai-adoption-support/fig7.webp" alt="AI導入支援でよく見る前後の違い。判断も実装も支援会社に任せると止まりやすく、判断を自社に残し実装を任せると回り続ける。" width="1200" height="800" loading="lazy" decoding="async"><figcaption>匿名の自社支援記録で第三者未検証です。複数の案件で繰り返し見るパターンをまとめています。</figcaption></figure>

- 丸投げで止まる：判断も実装も支援会社が持ち、契約終了と同時に変更も横展開も止まる状態です
- 分担して回る：判断は自社、実装は支援会社が持ち、運用ルールを流用して次の業務へ広がる状態です

私たちはこう回しています。この記事で示した分担表と5工程は、私たち自身の支援でも同じ順で使っていて、案件ごとに順番を変えていません。運用を伴走する支援の中身は、[業務のAI置き換えを伴走する支援](/solutions/operations)にまとめています。

企業ごとの導入の進め方、製造業に特有の進め方、支援会社同士の連携については、別の記事で順に扱う予定です。

## AI導入支援に関するよくある質問

### AI導入支援とは何ですか？

業務の課題整理からツール導入、開発、セキュリティ、運用、研修までを、外部の専門会社が担うサービスです。全部を頼む必要はなく、課題の棚卸しだけ、PoCだけ、開発だけのように工程を区切って依頼できます。判断は自社に残し、実装を任せる分担にすると、契約後も社内で回せる状態が残ります。

### AI導入を支援している企業は？

社名で挙げるより、ツール導入型、開発型、伴走・内製化型のどれに軸足があるかで分けて見る方が選びやすくなります。どの形態でも、セキュリティ体制と実績の具体性という入場券を満たすかを先に確認します。その上で、小さく試せる、伴走の体制、内製化の出口というPODで、自社の課題に合う会社を選びます。

### AI導入サービスとは？

AIツールそのものを提供するサービスと、ツールを業務に組み込む導入支援とは別のものです。ツール提供はライセンスと機能が対象で、業務のどこで使うかは自社が決めます。導入支援は、棚卸しから運用ルールまでを一緒に設計し、社内で使い続けられる状態を作る役割を持ちます。

### 個人事業主や中小企業でも使えますか？

規模より、目的が明確かどうかと、1業務から始められるかで判断します。目的が定まっていれば、ツール導入型で定型業務から始める形が合います。中小企業向けのデジタル化・AI導入補助金2026（旧IT導入補助金）は、2026年9月時点の公式情報で対象の枠と条件を確認してから申請します。

### 依頼する前に自社で準備しておくことはありますか？

自社の業務を棚卸しし、どの工程を自社で持ちどこを任せるかを決めておくことです。任せる範囲が決まっていると、支援会社の提案を同じ土俵で比べられます。棚卸しの判定表と中小企業向けの進め方は、中小企業のAI導入支援でまとめています。

## まとめ：AI導入支援は「任せる範囲」を決めてから選ぶ

AI導入支援は、支援会社を比べる前に任せる範囲を決め、その範囲に合う形態と会社を選んで、1業務から回します。動き方は次の4行に集約されます。

- 分担を決める：業務を棚卸しし、判断は自社に残し、実装は任せると決めます
- 形態を選ぶ：社内に残るものを基準に、ツール導入型・開発型・伴走・内製化型を選びます
- 入場券とPODで比べる：セキュリティ体制と実績の具体性で絞り、小さく試せる・伴走の体制・内製化の出口で選びます
- 1業務から回す：対象を1つに絞り、本番の条件でPoCを回し、運用ルールを作って次へ広げます

この流れを、業務の棚卸し、形態を選ぶ、入場券を確認、PODで比べる、1業務から回すの5工程で示したのが冒頭の図です。支援会社の比較は入場券を確認する工程から始まります。

<figure class="article-figure"><img src="https://assets.curumi.co.jp/articles/ai-adoption-support/fig1.webp" alt="AI導入支援の選び方を5工程で示した図。業務の棚卸しで任せる範囲を決め、支援の形態を選び、必須条件を確認し、差が付く条件で比べ、1業務から回す流れ。" width="1200" height="800" loading="lazy" decoding="async"><figcaption>支援会社の比較は3工程目から。先に自社で任せる範囲を決めると候補が絞れます。</figcaption></figure>

次の一手は、まず自社の業務を棚卸しし、任せる範囲を決めることです。棚卸しは、業務の内容を入力すると置き換えの候補と任せてよい範囲を整理できる[おきかえくんの無料診断](/okikaekun)で進められます。診断の結果をそのまま支援会社への依頼範囲として使えます。

私たちに相談いただく場合は、次の形でお知らせいただくと初回から具体的に話せます。

> 業種と部門：
> いま困っている業務：
> 自社で持ちたい工程／任せたい工程：
> 期限があればその時期：

AI導入そのものの考え方に戻るときは、AI導入の全体像を参照してください。
