LINE広告 入稿規定を正確に把握する理由

LINE広告 入稿規定は、広告クリエイティブの画像サイズ・テキスト文字数・動画フォーマットなどを定めたルールです。規定を満たさない素材を入稿すると審査でリジェクトされ、配信開始が遅れます。

LINE広告は2026年時点で月間アクティブユーザー9,700万人にリーチできる国内最大級の広告プラットフォームです。トークリスト・LINE NEWS・LINE VOOMなど14以上の配信面があり、配信面ごとに求められるクリエイティブの仕様が異なります。

この記事でカバーする内容

  • 配信面ごとの画像サイズ・テキスト文字数の一覧表
  • 静止画・動画・カルーセルの入稿フォーマット早見表
  • 審査でリジェクトされやすいNG表現と回避策
  • 入稿前に使えるチェックリスト

LINE広告全般の費用感や始め方についてはLINE広告とは?費用・始め方・効果を解説で整理しています。配信コストの目安はLINE広告の費用相場ガイドもあわせて確認してください。

LINE広告 入稿規定の静止画クリエイティブ仕様

LINE広告の静止画クリエイティブは、配信面に応じて複数のサイズがあります。2026年4月時点の公式仕様を基に、実務で押さえるべきポイントを整理します。

静止画の推奨サイズ一覧

フォーマット サイズ(px) アスペクト比 主な配信面
Card 1,200 × 628 1.91:1 トークリスト・LINE NEWS・LINE VOOM
Square 1,080 × 1,080 1:1 LINE NEWS・LINE VOOM・ウォレット
Vertical 1,080 × 1,920 9:16 LINE VOOM(縦型)
Small Image 600 × 400 3:2 Smart Channel
Carousel 1,080 × 1,080 1:1 LINE Dynamic Ads

ファイル形式と容量制限

静止画のファイル形式はJPGとPNGの2種類が利用可能です。ファイルサイズの上限は10MBですが、表示速度を考慮すると1MB以下に圧縮するのが実務上のベストプラクティスです。

GIFアニメーションは入稿できません。動きのある表現を使いたい場合は動画フォーマットを選択する方針で進めてください。

画像内テキスト比率の目安

LINE広告にはFacebook広告のような「テキスト20%ルール」の明示的な制限はありません。ただし画像面積の50%以上をテキストが占めるクリエイティブはCTRが低下する傾向があります。LINE for Business公式の入稿規定ページでは、視認性を確保するためテキストは簡潔にまとめることを推奨しています。

CardフォーマットとSquareフォーマットの2パターンを最低限用意しておくと、トークリスト・LINE NEWS・LINE VOOMの主要3配信面をカバーできます。

動画クリエイティブの入稿フォーマット

LINE広告では動画クリエイティブの需要が増加し、2026年時点のCTRは静止画比で平均1.3〜1.8倍に達するというデータがあります。動画を活用する際の入稿規定を把握しておくことが配信効率の向上に直結します。

動画の基本仕様

項目 規定値
ファイル形式 MP4, MOV
最大ファイルサイズ 1GB
推奨サイズ(Card) 1,280 × 720 以上
推奨サイズ(Square) 1,080 × 1,080 以上
推奨サイズ(Vertical) 1,080 × 1,920 以上
動画の長さ 5秒〜600秒(推奨: 15〜30秒)
ビットレート推奨 1Mbps以上
フレームレート 30fps推奨

サムネイル画像の入稿ルール

動画広告にはサムネイル画像の設定が求められます。サムネイルのサイズは動画と同じアスペクト比で、ファイル形式はJPGまたはPNGです。サムネイルが未設定の場合は動画の最初のフレームが自動的にサムネイルとして使用されますが、訴求内容を明確にするために手動設定を推奨します。

動画広告で成果を出すための秒数設計

LINE公式の推奨は15〜30秒ですが、トークリストなどスクロールが速い配信面では冒頭3秒で興味を引けるかどうかが成果を左右します。冒頭3秒に最も伝えたいメッセージとビジュアルインパクトを集中させ、残りの尺で詳細説明とCTAを配置する構成が効果的です。

LINE for Businessの動画広告クリエイティブガイドでは、6秒以下のバンパー動画で認知目的、15〜30秒でコンバージョン目的という使い分けを紹介しています。

テキスト要素の文字数制限と書き方

LINE広告のテキスト要素には厳格な文字数制限があり、1文字でも超過すると入稿時にエラーが発生します。配信面ごとに表示される文字数が異なるため、短い文字数で訴求を完結させる設計が重要です。

テキスト要素の文字数上限

テキスト要素 文字数上限 表示目安
タイトル 20文字 トークリストでは全文表示
ディスクリプション 75文字 配信面により40〜75文字が表示
アクションボタン 固定選択式 「詳しく見る」「購入する」等から選択
広告主名 20文字 LINE公式アカウント名と連動

文字数を有効に使う3つのポイント

1. タイトルは数字と具体性で引きをつくる

20文字の制限内で、「月額980円〜」「最短3日で届く」のように数値を入れると視線を集めやすくなります。曖昧な形容詞(「すごい」「お得な」)は情報量が低いため避けてください。

2. ディスクリプションは40文字以内で主要メッセージを完結させる

配信面によっては75文字のうち後半がカットされます。40文字以内に最も伝えたい情報を配置し、41文字目以降は補足情報として設計するのが安全です。

3. アクションボタンはLPの内容と一致させる

「購入する」ボタンなのにLPが資料請求ページ、という不一致は離脱率を上げます。LPのゴールとボタンテキストを揃えてください。

SNS広告全体のクリエイティブ運用を体系的に学びたい場合はSNS広告運用の基本と実践ステップも参考になります。

審査でリジェクトされやすいNG表現と回避策

LINE広告の審査は自動チェックと目視チェックの二段階で行われ、申請から通常1〜3営業日で結果が出ます。リジェクト率を下げるために、よくあるNG表現を事前に把握しておくことが重要です。

審査でリジェクトされる主なパターン

NGパターン 具体例 回避策
最大級表現 「日本一」「業界No.1」 客観的なデータソースを明記する
誇大表現 「誰でも痩せる」「確実に儲かる」 効果の個人差がある旨を併記する
不快感を与える表現 コンプレックスを過度に煽る画像 ポジティブなビフォーアフター表現に変更する
薬機法抵触 「シミが消える」「病気が治る」 「〇〇をサポート」等の間接表現に変更する
著作権侵害 他社ロゴの無断使用 自社制作素材またはライセンス素材を使用する
ユーザー誤認 LINE公式と誤認させるデザイン LINEのブランドガイドラインに準拠する

審査落ちした場合の再申請フロー

リジェクト通知には理由が記載されるため、指摘箇所を修正して再申請します。再申請でも審査には1〜3営業日かかるため、キャンペーン開始日の5営業日前には初回入稿を完了しておくスケジュール設計が望ましいです。

業種別の追加審査ルール

金融・保険・医療・美容・不動産などの業種は、追加の書類提出や業種固有の表現規制が適用されます。たとえば金融商品を扱う場合はリスク表示が求められ、医療関連では医療広告ガイドラインへの準拠が条件になります。

事前にLINE広告の審査ガイドライン(LINE for Business公式)を確認し、自社の業種に該当する規制を洗い出してから素材制作に取りかかる流れが効率的です。

LINE広告 入稿規定の実務チェックリストと配信面の選び方

入稿ミスを防ぐためにはチェックリストの運用が有効です。広告運用の現場では複数キャンペーンを並行して管理するケースが多く、仕様の混同による差し戻しが発生しやすい環境にあります。

入稿前チェックリスト

以下の項目を入稿前に確認することで、リジェクト率を大幅に下げられます。

チェック項目 確認内容 対象
画像サイズ Card(1,200×628)/ Square(1,080×1,080)が正しいか 静止画
ファイル形式 JPGまたはPNGか(GIF不可) 静止画
ファイル容量 10MB以下か(推奨1MB以下) 静止画・動画
タイトル文字数 20文字以内か テキスト
ディスクリプション 75文字以内かつ40文字以内で主要訴求が完結するか テキスト
動画フォーマット MP4またはMOVか 動画
動画の長さ 5〜600秒の範囲内か 動画
NG表現 最大級表現・誇大表現・薬機法抵触がないか 全素材
リンク先 LPが正しく表示されるか、ボタンと内容が一致するか 設定
トラッキング パラメータが正しく付与されているか 設定

配信面の特性と推奨クリエイティブ

LINE広告は配信面の自動最適化が基本ですが、クリエイティブの向き不向きを理解しておくと素材制作の優先順位を決めやすくなります。

配信面 ユーザー行動 推奨フォーマット
トークリスト メッセージ確認中に目に入る Card(短いタイトルで端的に訴求)
LINE NEWS ニュース記事を読んでいる Card / Square(情報量のある訴求)
LINE VOOM 動画・投稿を流し見している Square / Vertical / 動画
ウォレット 金融・ポイント関連で利用 Square(お得感のある訴求)

初めてLINE広告を出稿する場合は、CardとSquareの静止画2パターンを用意して全配信面に自動配信する設定が、最小工数で成果データを集められるスタート方法です。

費用対効果の分析方法はLINE広告のCPC単価ベンチマーク、各SNS広告との比較はSNS広告の費用対効果ガイドで詳しく解説しています。

まとめ

LINE広告 入稿規定のポイントを配信面・フォーマット・審査基準の3軸で整理しました。


項目 要点
静止画 Card(1,200×628)とSquare(1,080×1,080)の2パターンが基本。JPG/PNG、10MB以下
動画 MP4/MOV、推奨15〜30秒、冒頭3秒にメッセージを集中
テキスト タイトル20文字・ディスクリプション75文字(40文字以内で主訴求を完結)
審査 最大級表現・誇大表現・薬機法を事前チェック。キャンペーン5営業日前に初回入稿
配信面 Card+Squareの2パターンで主要配信面をカバー可能

入稿規定に沿った素材を用意し、審査落ちのリスクを事前に排除することが、LINE広告の成果改善における第一歩です。

くるみでは、LINE広告のクリエイティブ制作から運用最適化まで一気通貫で支援しています。「入稿規定に合ったクリエイティブを効率的に量産したい」「審査でのリジェクトが多い」という課題をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。