LINE広告ログインの基本と管理画面の全体像
LINE広告のログインは、LINE公式アカウントとは異なる専用の広告管理画面「LINE Ad Manager」から行います。2026年4月時点でLINEの月間アクティブユーザーは9,700万人を超え、国内最大級のリーチを持つ広告プラットフォームです。
この記事で分かること
- LINE Ad Managerへのログイン手順(初回・2回目以降)
- 管理画面の主要メニューと操作方法
- ログインできない場合の5つの原因と対処法
- 複数メンバーでの権限管理の設定方法
事前にLINE広告とは?費用・始め方・効果を徹底解説を読んでおくと、管理画面の各機能の目的が理解しやすくなります。
なお、LINE広告の出稿には最低出稿金額の制限がなく、1日1,000円からでもスタートできます。まずはログインして管理画面に慣れることが運用の第一歩です。
LINE広告ログインの事前準備と必要なもの
LINE Ad Managerにログインするためには、事前にいくつかの準備が求められます。アカウント開設からログインまでの所要時間は、審査を含めて3〜5営業日が目安です。
LINEビジネスIDの取得手順
LINE広告を利用するには「LINEビジネスID」が前提条件です。LINEビジネスIDはLINE for Business公式サイトから無料で作成できます。メールアドレスでの登録と、既存のLINEアカウントでの登録の2種類があります。
| 登録方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| メールアドレス登録 | 個人LINEと分離できる | パスワード管理が別途発生する |
| LINEアカウント登録 | 追加のID管理が不要 | 個人アカウントと紐づく |
企業で運用する場合は、個人のLINEアカウントに依存しないメールアドレス登録が推奨されます。担当者の異動や退職時にアカウントの引き継ぎがスムーズになるためです。
広告アカウントの開設に必要な情報
LINEビジネスIDを取得した後、広告アカウントの開設申請を行います。申請時に入力が求められる項目は以下の通りです。
| 項目 | 内容 | 入力例 |
|---|---|---|
| 会社名/屆出名 | 正式名称を入力 | 株式会社〇〇 |
| 事業所の住所 | 登記上の住所 | 東京都渋谷区〇〇1-2-3 |
| 広告主のWebサイトURL | 遷移先のURL | https://example.co.jp |
| 支払い方法 | クレジットカード情報 | VISA / Mastercard / JCB / Amex |
| 商材カテゴリ | 出稿する商品・サービスの分類 | EC / 不動産 / 教育 等 |
審査は通常1〜3営業日で完了します。ただし、金融・美容医療・健康食品などのカテゴリは追加審査が入り、5営業日以上かかるケースもあります。
LINE Ad Managerへのログイン手順
審査が完了すると、LINE Ad Managerにログインして広告の作成・管理ができるようになります。ログインURLは https://admanager.line.biz/ です。
初回ログインの流れ
初回ログイン時は、以下の4ステップで進めます。
- LINE Ad Managerにアクセスする
- LINEビジネスIDでログインする(メールアドレスまたはLINEアカウント)
- 利用規約・プライバシーポリシーに同意する
- 広告アカウントを選択してダッシュボードに入る
初回ログイン直後は「キャンペーン」「広告グループ」「広告」の3階層構造を把握することが重要です。LINE広告はこの3階層で予算・ターゲティング・クリエイティブを管理します。
2回目以降のログイン
2回目以降は、同じURL(https://admanager.line.biz/)にアクセスし、LINEビジネスIDで認証するだけです。ブラウザにログイン情報を保存していれば、自動でダッシュボードに遷移します。
セッションの有効期限は約24時間です。24時間を超えると再認証が求められるため、毎日の運用チェック時にはログインし直す想定でいてください。
管理画面の主要メニュー構成
ログイン後のダッシュボードには、以下の主要メニューが並びます。
| メニュー | 機能 | 使用頻度 |
|---|---|---|
| パフォーマンス | 配信実績のグラフ・数値確認 | 毎日 |
| キャンペーン | キャンペーンの作成・編集・停止 | 週2〜3回 |
| レポート | CSV出力・カスタムレポート作成 | 週1回 |
| オーディエンス | ターゲティング用セグメント管理 | 月1〜2回 |
| LINE Tag | コンバージョン計測タグの発行 | 初回設定時 |
| 設定 | アカウント情報・権限管理 | 変更時のみ |
パフォーマンスダッシュボードでは、インプレッション・クリック数・CTR・CPC・コンバージョン数・CPAが一覧で確認できます。LINE広告の費用相場と比較しながら、自社の数値が適正かどうか判断するとよいでしょう。
LINE広告にログインできない場合の原因と対処法
LINE Ad Managerにログインできないトラブルは、運用開始直後に特に多く発生します。LINE公式のヘルプセンターでも対処法を案内していますが、ここでは実務でよく見かける5つの原因と具体的な解決手順をまとめます。
原因1: LINEビジネスIDとLINE公式アカウントの混同
最も多いのが、LINEビジネスIDではなくLINE公式アカウント(旧LINE@)のIDでログインしようとするケースです。LINE広告とLINE公式アカウントは管理画面が完全に別です。
- LINE広告:
admanager.line.bizでLINEビジネスIDを使用 - LINE公式アカウント:
manager.line.bizで公式アカウントのIDを使用
URLとIDの組み合わせが正しいか確認してください。
原因2: ブラウザのキャッシュ・Cookieの問題
ログイン画面が正常に表示されない、または認証後に画面が真っ白になる場合は、ブラウザのキャッシュが原因の可能性があります。
対処手順:
- ブラウザのキャッシュとCookieを削除する
- シークレットモード(Chrome: Ctrl+Shift+N)で再度アクセスする
- 別のブラウザ(Chrome / Edge / Firefox)で試す
原因3: 広告アカウントの審査が未完了
LINEビジネスIDでログインできても、広告アカウントが表示されない場合は審査が完了していない可能性があります。審査状況は、登録時のメールアドレスに届く通知メールで確認できます。
原因4: 権限が付与されていない
管理者が別のメンバーを招待した場合、招待メールのリンクからアクセスしないと権限が紐づきません。招待メールが届いていない場合は、管理者に再送を依頼してください。
原因5: 二段階認証の設定不備
LINEビジネスIDで二段階認証を有効にしている場合、認証コードの受信先(メール or SMS)が正しく設定されているか確認が必要です。
| 原因 | 発生頻度 | 解決にかかる時間 |
|---|---|---|
| ビジネスIDと公式アカウントの混同 | 高い | 即時 |
| キャッシュ・Cookie | やや多い | 5〜10分 |
| 審査未完了 | 初回のみ | 1〜5営業日(待機) |
| 権限の未付与 | チーム運用時 | 即日(管理者対応) |
| 二段階認証の不備 | まれ | 10〜30分 |
複数メンバーでの権限管理とセキュリティ設定
LINE広告を複数人で運用する場合、権限管理の設計がアカウントの安全性と運用効率に直結します。LINE Ad Managerには4段階の権限レベルがあります。
権限レベルの一覧と推奨設定
| 権限レベル | できること | 推奨する割り当て |
|---|---|---|
| 管理者 | 全操作+メンバー管理+支払い設定 | 責任者1〜2名 |
| 運用担当者 | キャンペーン作成・編集・レポート閲覧 | 広告運用メンバー |
| アナリスト | レポート閲覧のみ | 上長・マーケ責任者 |
| 財務担当者 | 支払い情報の管理 | 経理担当者 |
管理者権限は最小限のメンバーに限定し、日常の運用は「運用担当者」権限で行うのが安全です。管理者が1名のみだと、その担当者が退職した場合にアカウントにアクセスできなくなるリスクがあるため、管理者は2名以上を設定してください。
メンバー招待の手順
- LINE Ad Managerにログインし、右上の「設定」から「ユーザー管理」を開く
- 「メンバーを追加」をクリックする
- 招待するメンバーのLINEビジネスIDのメールアドレスを入力する
- 権限レベルを選択して「招待」をクリックする
- 招待されたメンバーがメール内のリンクから承認する
招待メールの有効期限は7日間です。期限を過ぎた場合は再度招待を送る対応が求められます。
セキュリティ強化の推奨設定
2026年現在、LINE広告アカウントの不正アクセス被害が増加傾向にあるとの報告があります。以下の対策を運用開始時に設定しておくと安心です。
- 二段階認証の有効化: LINEビジネスIDの設定画面から有効化する
- ログイン通知の確認: 不審なログインがないか月1回チェックする
- 退職者の権限即時削除: メンバーが離脱したら当日中に権限を削除する
- パスワードの定期更新: 90日ごとの変更を推奨
広告アカウントのセキュリティは、予算の不正消化を防ぐためにも軽視できません。SNS広告運用の基本と実践でも触れていますが、運用体制の設計は配信設定と同じくらい重要です。
LINE広告ログインに関する専門家の見解
LINE広告の運用支援を行うマーケティング実務者の間では、ログインと初期設定にまつわる共通の課題認識があります。
初期設定の品質が運用成果を左右する
LINE広告は初期設定時のコンバージョン計測(LINE Tag)の精度が、その後のオーディエンス最適化の品質に大きく影響します。ログイン直後にまず行うべきは、LINE Tagの設置と動作確認です。LINE Tagが正しく機能していない状態で配信を開始すると、コンバージョンデータが蓄積されず、自動入札の学習が進みません。
実務では、LINE Tagの設置後にGTM(Google Tag Manager)のプレビューモードで発火を確認し、さらに管理画面の「LINE Tag」メニューでステータスが「利用可能」になっているかをダブルチェックする手順が定着しています。
代理店アカウントと自社アカウントの使い分け
広告代理店に運用を委託する場合、代理店のアカウントから出稿するか、自社のアカウントに代理店を招待するかの2つの方法があります。
| 方式 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 代理店アカウント | 代理店の実績で審査通過しやすい | 自社にデータが残りにくい |
| 自社アカウント+招待 | データ・学習が自社資産として蓄積 | 初回審査を自社で通す手間がある |
中長期的にデータを自社資産として活用するなら、自社アカウントに代理店を「運用担当者」権限で招待する形が有利です。代理店を切り替える際もデータの引き継ぎが不要になります。
LINE広告の管理画面を活用した運用事例
LINE Ad Managerの機能を活用して成果を改善した2つの運用パターンを紹介します。
事例1: オーディエンス機能でCPA40%改善(EC企業)
あるEC企業では、LINE広告のログイン後にまず「オーディエンス」メニューからWebトラフィックオーディエンスを作成しました。自社サイトの購入完了ページに到達したユーザーデータをもとに類似オーディエンスを生成し、新規見込み顧客への配信に活用した結果、CPAが従来比で40%改善しました。
運用の流れ:
- LINE Tagで購入完了ページのイベントを計測
- 購入者データを元に類似拡張1%のオーディエンスを作成
- そのオーディエンスに対してキャンペーンを配信
- 週次でパフォーマンスを確認し、類似拡張の比率を1%→3%→5%と段階的に拡大
事例2: レポート機能で予算配分を最適化(BtoB SaaS企業)
BtoB SaaS企業の事例では、LINE Ad Managerのレポート機能で曜日別・時間帯別の配信データを分析しました。その結果、平日の12:00〜13:00と18:00〜20:00のCTRが平均の1.8倍高いことが判明。配信スケジュールをこの時間帯に集中させたところ、同じ月額予算30万円でコンバージョン数が1.5倍に増加しました。
| 指標 | 最適化前 | 最適化後 | 改善率 |
|---|---|---|---|
| 月間CV数 | 12件 | 18件 | +50% |
| CPA | 25,000円 | 16,667円 | -33% |
| CTR | 0.8% | 1.2% | +50% |
どちらの事例も、管理画面のデータを読み解いて施策に反映するというシンプルなプロセスです。LINE広告の費用対効果について詳しくはLINE広告の費用対効果を最大化するコツも参考にしてください。
まとめ
LINE広告のログインはLINEビジネスIDの取得からLINE Ad Managerへのアクセスまで、手順通りに進めれば迷うことはありません。ログインできない場合も、IDの種類の確認やキャッシュクリアなど基本的な対処で解決するケースがほとんどです。
| ステップ | やるべきこと | 所要時間 |
|---|---|---|
| 1. LINEビジネスID取得 | メールアドレスまたはLINEアカウントで登録 | 5分 |
| 2. 広告アカウント開設 | 会社情報・支払い情報を入力して審査申請 | 10分+審査1〜5営業日 |
| 3. LINE Ad Managerにログイン | admanager.line.biz からログイン |
1分 |
| 4. LINE Tag設置 | GTM経由でコンバージョン計測を設定 | 30分〜1時間 |
| 5. 初回配信 | キャンペーン・広告グループ・広告を作成 | 1〜2時間 |
くるみでは、LINE広告の初期設定から運用改善まで一気通貫で支援しています。「ログインしたものの次に何をすればいいか分からない」「管理画面の数値の見方を教えてほしい」という方は、お気軽にご相談ください。