LINE広告を始める前に確認する3つのこと
LINE広告は国内最大のSNSである「LINE」上で広告を配信できるプラットフォームです。MAU約9,600万人という日本最大級のユーザー基盤を持ち、特に30〜60代の幅広い年齢層へのリーチに強みがあります。
LINE広告を始める前に、以下の3点を確認しておきましょう。
目的の明確化: 新規顧客の獲得(コンバージョン)なのか、ブランド認知拡大なのか、LINE公式アカウントへの友だち追加なのかによって設定が異なります。
予算の確保: 最低1,000円/日から始められますが、初回テスト配信として月額3〜5万円程度を確保するのが現実的です。機械学習の学習フェーズを早く完了させるためにも、日予算は3,000円以上が推奨されます。
ランディングページの準備: 広告から誘導する先のページ(LP)が整っていないと、クリックしてもコンバージョンに繋がりません。特にモバイル表示と読み込み速度(3秒以内)を事前に確認しましょう。
LINE広告アカウント開設の手順(所要時間:約30分)
Step 1:LINE Business IDの登録
- ブラウザで
https://account.line.biz/にアクセス - 「LINEアカウントで登録」または「メールアドレスで登録」を選択
- 個人のLINEアカウントで登録する場合は「LINEアカウントで登録」が簡単
- 会社名・担当者名・メールアドレス・電話番号を入力
- 確認メールのリンクをクリックして登録完了
Step 2:LINE広告マネージャー(LAP)アカウントの作成
https://ads.line.me/にアクセスしてLINE Business IDでログイン- 「新規広告アカウント作成」をクリック
- 必要事項を入力:
- 広告アカウント名(社名+目的を入れると管理しやすい)
- 会社情報(会社名・住所・電話番号)
- 支払い方法:クレジットカード(即時配信可能)または銀行振込(2〜3営業日後)
Step 3:LINE公式アカウントとの連携(友だち追加目的の場合)
LINE公式アカウントへの友だち追加を広告目的とする場合は、「アカウント設定」→「LINE公式アカウント連携」から設定します。
アカウント作成は約15〜20分で完了します。クレジットカードで支払い設定すれば、当日中に配信を開始できます。
LINE広告のキャンペーン設定手順
キャンペーン → 広告グループ → 広告の順で設定する
キャンペーンの作成
- 管理画面左メニュー「キャンペーン」→「新規作成」
- 目的を選択(最重要):
| 目的 | 適したケース |
|---|---|
| Webサイトへのアクセス | ブログ・サイトへの流入増加 |
| ウェブコンバージョン | 購入・申し込み・問い合わせ獲得 |
| アプリのインストール | アプリのダウンロード促進 |
| 友だち追加 | LINE公式アカウントの友だち獲得 |
| 動画の再生 | 動画コンテンツの視聴促進 |
- キャンペーン名を入力(例:「新規顧客獲得_2024Q1」)
- キャンペーン予算上限(任意)→ 設定しない場合は広告グループで個別管理
広告グループの作成
- ターゲティングを設定:
- エリア: 都道府県または市区町村単位
- 年齢: 15〜65歳以上(5歳刻み)
- 性別・デバイス: 必要に応じて絞り込む
- 興味関心: 約200カテゴリから選択
- 入札方式:初心者は「自動入札(クリック数最大化)」を推奨
- 予算と配信期間:1日の予算3,000〜10,000円を設定してテスト開始
LINE広告のクリエイティブを作成して入稿する
クリエイティブの入稿規定
| 項目 | 規定 |
|---|---|
| 画像サイズ | 1200×628px(横型)または1080×1080px(正方形) |
| 動画サイズ | 1080×1080px以上推奨 |
| ファイル形式 | 画像:JPG・PNG / 動画:MP4 |
| ファイルサイズ | 画像:10MB以下 / 動画:200MB以下 |
| タイトル | 40文字以内 |
| 説明文 | 50文字以内 |
| 画像内テキスト | 画像の20%以下 |
初回クリエイティブ作成の推奨手順
Step 1: まず3パターンのクリエイティブを用意する(価格訴求・課題訴求・証拠訴求)
Step 2: 各パターンのタイトルと説明文も3〜5種類用意してA/Bテストできる状態にする
Step 3: 広告の「レビュー」ボタンで入稿規定を自動チェックし、問題がなければ審査申請
Step 4: 審査完了後(通常24時間以内)、配信がスタートする
初回入稿は審査を考慮して配信開始予定日の2〜3日前に申請しましょう。審査が通らない場合は管理画面の「不承認理由」を確認して修正します。
LINE広告開始後の最初の2週間でやること
配信開始直後の確認事項
配信初日:正常配信の確認
- 広告ステータスが「配信中」になっているか
- 1日の予算の50%以上が消化されているか(消化率が低い場合はターゲットが狭すぎる可能性)
- LINEタグのコンバージョンが計測されているか(管理画面の「デバッグ」で確認)
3〜5日後:初期データの確認
| 確認指標 | 正常の目安 | 問題がある場合の対処 |
|---|---|---|
| CTR | 0.5%以上 | クリエイティブを変更 |
| CPM | 600円以下 | ターゲットを広げる |
| 配信消化率 | 70%以上 | 入札単価を上げる |
1〜2週間後:A/Bテストの評価
- CTRが最も高いクリエイティブに予算を集中させる
- フリークエンシーが2を超えてきたら新クリエイティブを追加準備
- CPA目標に対して達成率を確認し、乖離が大きい場合はターゲティングを見直す
「配信開始2週間は機械学習の学習フェーズ」です。この期間は大きな設定変更を避け、データを蓄積させることが最短でCPAを安定させる秘訣です。
まとめ:LINE広告を始めるための全体チェックリスト
LINE広告の始め方をまとめます。アカウント開設から初回配信まで、慣れれば最短1〜2日で配信開始できます。
始める前の準備:
- 目的(コンバージョン/認知/友だち追加)を決める
- 月額3〜5万円のテスト予算を確保
- LPのモバイル表示と読み込み速度を確認
アカウント設定:
- LINE Business IDの登録
- LINE広告マネージャーアカウントの作成
- 支払い方法(クレジットカード)の設定
配信設定:
- キャンペーン目的を正しく選択
- ターゲティング(年齢・地域・興味関心)を設定
- クリエイティブを3パターン以上用意して入稿
- LINEタグの設置と動作確認
最初の2週間はデータ収集と学習フェーズと割り切り、大きな変更を加えずに推移を見守ることが成功への近道です。