Meta広告の画像サイズを正しく設定すべき理由
Meta広告(Facebook広告・Instagram広告)を配信する際、画像サイズの選択はパフォーマンスに直接影響します。サイズが不適切だと画像が自動でトリミングされ、伝えたいビジュアルメッセージが損なわれます。最悪の場合、重要なテキストや顔が切れてしまい、広告審査に通らないこともあります。
Meta広告のフォーマットは多岐にわたります。フィード広告・ストーリーズ・リール・カルーセル・コレクション・インスタントエクスペリエンスなど、それぞれに推奨サイズがあります。
この記事では、2024年現在の最新仕様に基づき、各フォーマット・各プレイスメントの推奨画像サイズを一覧で解説します。広告クリエイティブの制作前に必ず確認しておきましょう。
Meta広告:フィード・タイムラインの画像サイズ
最も基本となるフィード(タイムライン)への広告配信サイズです。
Facebook/Instagramフィード広告
| フォーマット | 推奨サイズ | アスペクト比 | 最小サイズ |
|---|---|---|---|
| 横長(ランドスケープ) | 1200×628px | 1.91:1 | 600×314px |
| 正方形(スクエア) | 1080×1080px | 1:1 | 600×600px |
| 縦長(ポートレート) | 1080×1350px | 4:5 | 600×750px |
推奨フォーマットは4:5(縦長)または1:1(正方形)です。スマートフォンでの表示面積が大きくなるため、視認性が高まりCTRの向上につながります。
実際のA/Bテストでは、1.91:1(横長)より4:5(縦長)の方が平均15〜30%高いエンゲージメント率を記録するケースが多く報告されています。
画質・ファイル形式の要件
- ファイル形式: JPG、PNG(推奨)
- 最大ファイルサイズ: 30MB
- 色空間: sRGB推奨
- テキスト量: 画像面積の20%以下が望ましい(超過すると配信が制限される場合あり)
注意: Meta広告ではテキスト比率が高い画像はリーチが制限される場合があります。「画像テキストチェックツール」(Meta広告マネージャー内)で事前確認を推奨します。

ストーリーズ・リール・縦型フォーマットのサイズ
スマートフォンで全画面表示されるフォーマットは、最も没入感が高く高パフォーマンスな傾向があります。
ストーリーズ広告(Facebook・Instagram共通)
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 推奨サイズ | 1080×1920px |
| アスペクト比 | 9:16 |
| 最小解像度 | 500×889px |
| ファイル形式 | JPG、PNG |
| 最大ファイルサイズ | 30MB |
| セーフゾーン | 上下250px以内にテキスト・ロゴを配置しない |
セーフゾーンの確保が重要です。 ストーリーズ広告では上部にアカウント名・下部にCTAボタンが自動表示されます。重要なテキストやロゴが上下250px以内に入ると隠れてしまいます。
Instagramリール広告
リール広告もストーリーズと同じ9:16縦型フォーマットを使用します。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 推奨サイズ | 1080×1920px |
| 最小アスペクト比 | 9:16 |
| テキストセーフゾーン | 上部14%・下部35%を避ける |
リール広告は動画が主流ですが、静止画でも配信可能です。ただし動画と比較するとエンゲージメント率が低くなる傾向があります。
Facebook・Instagramストーリーズの違い
FacebookとInstagramで同じクリエイティブを使用する場合、表示の微妙な違いに注意。Instagramはテキストオーバーレイの位置が若干異なるため、重要な要素を中央(上下200px以上離した位置)に配置するのが安全です。

カルーセル・コレクション・その他フォーマットのサイズ
複数の画像やカード形式で訴求できるフォーマットです。
カルーセル広告
カルーセル広告は横スワイプで複数のカードを表示するフォーマットで、ECサイトの商品紹介や複数ポイントの訴求に効果的です。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 推奨サイズ | 1080×1080px |
| アスペクト比 | 1:1(正方形)推奨 |
| カード枚数 | 2〜10枚 |
| 各カードの見出し | 最大40文字 |
| 各カードのリンク先 | カードごとに別々のURLを設定可能 |
カルーセルは全カードを統一サイズで制作することが原則。カード間でサイズを混在させると、表示崩れやトリミングが発生します。
コレクション広告
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| メインイメージ | 1200×628px(横長)または1:1 |
| サムネイル商品画像 | 最低3枚(自動で4枚まで表示) |
| 推奨解像度 | 1080×1080px以上 |
右カラム広告(Facebook PCのみ)
| 推奨サイズ | アスペクト比 | 最小サイズ |
|---|---|---|
| 1200×628px | 1.91:1 | 254×133px |
右カラムはモバイルには表示されず、PCユーザーへのリーチに特化しています。
Marketplace広告
| 推奨サイズ | アスペクト比 |
|---|---|
| 1200×628px | 1.91:1 |
| 1080×1080px | 1:1(推奨) |

Meta広告クリエイティブ制作の実践ポイント
正しいサイズで制作するだけでなく、パフォーマンスを最大化するためのポイントを整理します。
1. 複数サイズを一度に制作するワークフロー
1つのキャンペーンで複数のプレイスメントを使う場合、以下のサイズセットを事前に用意しておくと効率的です。
最小限必要な3サイズ:
- 1200×628px(横長・フィード・OGP兼用)
- 1080×1080px(スクエア・カルーセル兼用)
- 1080×1920px(ストーリーズ・リール兼用)
2. Metaの「アスペクト比の自動調整」に頼りすぎない
Meta広告マネージャーにはアスペクト比を自動調整する機能がありますが、意図しないトリミングが発生する場合があります。特に顔・ロゴ・テキストがある画像は、必ず手動でサイズを準備することを推奨します。
3. Canva・Figmaのテンプレート活用
- Canva: Meta広告用テンプレートが豊富。スクエア・ストーリーズ・カルーセルのサイズが選択肢にあり、初心者でも簡単に制作可能
- Figma: 複数サイズのフレームを一つのファイルで管理。チームでのクリエイティブ制作に最適
4. 解像度は「推奨値以上」を確保する
最小解像度をギリギリ満たすだけでは、Retinaディスプレイ(高解像度スマートフォン)で粗く見える場合があります。フィード広告なら最低1080px幅以上を確保しましょう。
Meta広告の画像クオリティはスコアに影響する場合があります。高解像度・高品質な画像はブランドイメージ向上にも直結します。
まとめ:Meta広告画像サイズの早見表
Meta広告の主要フォーマット別画像サイズを最終確認します。
| フォーマット | 推奨サイズ | アスペクト比 |
|---|---|---|
| フィード(横長) | 1200×628px | 1.91:1 |
| フィード(スクエア) | 1080×1080px | 1:1 |
| フィード(縦長) | 1080×1350px | 4:5 |
| ストーリーズ・リール | 1080×1920px | 9:16 |
| カルーセル | 1080×1080px | 1:1 |
| 右カラム | 1200×628px | 1.91:1 |
画像サイズは配信パフォーマンスの土台です。最初にテンプレートを整備しておくことで、クリエイティブ制作の効率が大幅に向上します。
また、Meta広告のポリシーやサイズ要件は定期的に更新されます。定期的にMeta公式のヘルプセンターを確認し、最新情報を取得するようにしましょう。